|
タイトル |
女性のためのサポートグループとは? |
実 施 日 |
1997年11月30日(日) 13:30〜16:30 |
|
場 所 |
京都アスニー |
講演者
|
− |
|
シンポジスト
(敬称略) |
松下 美江子(素晴らしき女たち・アディクションとつきあう女性)
小松 明子(グループWAVE・夫恋人からの暴力に悩む女性)
竹之下 雅代(「障害」をもつ人と生きる家族)
ウィメンズカウンセリング京都スタッフ(摂食障害を抱える女性のサポートグループ) |
| コーディネーター |
周藤 由美子(ウィメンズカウンセリング京都) |
|
概 要 |
同じ問題を持った人たちで体験や気持ちを話し合うグループがとても有効であることが最近よく言われるようになってきました。
しかし、どんなところがいいのか、それはなぜなのか、というのはそれほど知られていないのではないでしょうか。また、グループの情報はほとんどが欧米の経験から入ってきているので、それをそのまま導入してもうまくいかないこともあります。
WCKのグループではカウンセラーがファシリテーター(進行役)として入っています。
当事者だけの場合は「自助グループ」といいますが、WCKではファシリテーターが入る場合を「サポートグループ」と呼んでいます。
現在、WCKには「障害をもつ人と生きる家族(対象:障害をもつ女性と家族)」「グループWAVE(夫・恋人からの暴力に悩む女性)」「素晴らしき女たち(アディクションを抱えた女性と周りにいる女性)」「摂食障害を抱える女性のサポートグループ」などのグループがあります。
今回は、WCKのサポートグループにファシリテーターとして関わっているスタッフが実践の中から考えていることを発表しました。
WCKで行っているのは、フェミニズムの視点を入れた「女性のための」サポートグループです。
「素晴しき女たち」の体験者ファシリテーター松下さんは、アルコール依存症の体験者として断酒会などにも参加したけれども、フェミニズムの視点が必要だということを説得力をもって話してくれました。
また、「WAVE」では、夫・恋人の暴力に関して「妻にも原因がある」とか「逃げればいいのになぜ逃げないのか」といった世間の間違った思い込みに対して「暴力は加害者の責任である」「なかなか逃げるのは大変なんだ」といった暴力の真実を伝えていったり、サポートシステムなどの情報も提供しています。
参加の仕方では、「摂食障害」のグループは他のグループとは違って固定したメンバーで決まった期間続けるクローズド方式で行なっています。
そのため、毎回テーマを決めて簡単な講義やワークをすることもできるし、グループそのものの中でしんどかったことを、グループに戻してその中で一緒に考えていくこともできます。
他は随時参加できるドロップイン方式ですが、これは都合に合せて参加しやすいという利点があります。
グループの性格として「障害をもつ人と生きる家族」や「素晴らしき女たち」は当事者と家族の両方が参加する場合もあります。そうなると、家族は当事者に遠慮して自分のしんどさは言えなくなってしまうのではないかという会場からの質問もありました。
しかし、実際は遠慮している場合ではなくて「しんどいんだ」と伝え合って、その中でお互いが見えてくるのだという話も出てなるほどと思いました。
サポートグループが自助グループと違うのはファシリテーターが参加するという点であり、ファシリテーターの役割について考えることは重要です。講座を通して、サポートグループではファシリテーター自身が自分を問われ、非常に揺さぶられるのだということを改めて感じさせられました。
また、サポートグループは参加者とファシリテーターが一緒に作っていくものであり、必要に応じて柔軟に変わっていったらいいのだと思いました。機会があればこれからのWCKのサポートグループをまた伝えていきたいと願っています。
|
入 場 料 |
1,000円 |
備 考 |
− |
主 催 |
ウィメンズカウンセリング京都 |
共 催 |
− |
報 告 書 |
なし |
|