| 女たちが語るアディクションと怒り |
今回の公開講座は、参加者が実際に怒りのワークやグループを体験し、自分の怒りに気づき、その活用の一歩を踏み出そうというもの。
まず始めに体験者カウンセラー松下(WCK)が「アルコール依存症からの回復と怒り」と題して、アルコールと怒りについて自らの体験を話した。父の飲酒の家族への影響、我慢しつづける母、父に対する娘の表現されない怒りの感情。大人になり、女はかくあるべきの道を選び「女らしさ」に逃げた自分に対する怒りの感情。結婚後も、妻役割ゆえに、夫に対する不満や怒りをいつの間にか自分の中に閉じ込めてしまう。そのムシャクシャ、モヤモヤ、イライラを鎮め中和してくれたのがアルコールだった。怒りはそれと気づかないままぼやかされていく。そしてアルコール依存症の底つきを体験する。
そんな折断酒会で仲間と出会い、自助グループの効用を体験する。しかし身に染み込んだ「女らしさの教育」が自分を卑下し、値打ちないとおとしめていた。7年前フェミニズムの視点から新しい生き方を発見し、楽に。元のパターンに戻らないように、常に怒りに気づきチェックすることを強調。そしていま断酒して22年目を迎えたという。
続く友杉(WCK)は松下の話を受け、フェミニストカウンセリングの視点から「女性と怒り」について話した。女性はジェンダーの束縛のため、生き辛さのシグナルである怒りを制限されてきた。怒りとアディクションの関係を知り、それを肯定的なエネルギーに変え、自分らしいリカバリー(回復)につなげようと提起した。
後半は怒りのワークのあと、WCKスタッフがファシリテーターとして加わり、グループに分かれて話し合った。そこでは今回のワークを通じて気づいたことをそれぞれの女たちが語り、《怒り》への気づきを《言葉》にしていく体験をした。 |
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